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〈現代作家アーカイヴ〉文学インタヴュー第27回 公開収録一般参加募集のお知らせ

2023年3月23日(木)、詩人・平出隆氏をお迎えし、〈現代作家アーカイヴ〉文学インタヴュー第27回の公開収録を行います。今回は対面/オンラインのハイブリッド開催にて行います。

 

詳細とお申込み方法は下記になります。 

■開催日時:2023年3月23日(木)18:00-20:00

■語り手:平出隆(詩人)

■聞き手:澤直哉(ロシア文学研究者)

■開催形態:対面/オンライン

会場:東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE East 2階 K211教室(地図はこちら
オンライン:Zoomウェビナー形式

■事前申込制(先着順・無料) 

会場定員:50名
オンライン定員:100名

※会場でのご視聴に際し、マスクの着用等、感染症対策へのご協力をお願い致します。また、イベント当日に発熱などの症状がある場合は、オンラインでのご視聴に切り替えていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
※スタッフの数が限られているため、イベント当日は、キャンパス内でのご案内を致しません。上のリンク先にある地図を参考にご来場ください。

■主催:飯田橋文学会、UTCP(東京大学大学院総合文化研究科附属共生のための国際哲学研究センター)、東京大学ヒューマニティーズセンター(Ushioda Humanities Initiative)、EAA(東京大学東アジア藝文書院)。

■申込受付

▶︎東大・飯田橋文学会関係者先行申込受付

2月23日(木)〜2月28日(火)

▶︎一般申込受付

対面:3月1日(水)〜3月20日(月)
オンライン:3月1日(水)〜開催当日

■申込方法:

会場(対面)視聴の登録:https://forms.gle/jUKn6aMLNzTQse2H7

※定員に達し次第締切

申込に関する問い合わせ先:[email protected]

  

■平出隆自選の代表作

『胡桃の戦意のために』(1982)
『葉書でドナルド・エヴァンズに』(2001)
『猫の客』(2001)

※『胡桃の戦意のために』は絶版ですが、日本語と英語の対訳版(For the Fighting Spirit of the Walnut, New Directions, 2008)が入手可能です。『葉書でドナルド・エヴァンズに』は講談社文芸文庫、『猫の客』は河出文庫で入手できます。

※ 収録当日は、これらの作品を軸に作家が語ります。ぜひ、ご一読のうえでのご参加をお薦めします。

 

■注意事項

本イベントは、現代作家アーカイブ構築のためのインタヴュー収録を公開で行うものです。当日の模様は撮影され、映像はインターネット等で公開される予定です。映像に関する権利はすべて主催者に帰属し、個人の映像こうの削除等のご依頼にはお答えできません。また、当日の質疑応答の時間は限られているため、 質問の数を制限させていただく可能性がございます。以上ご了承のうえ、参加をお申し込みください。

 

■飯田橋文学会〈現代作家アーカイブ〉とは

作家は、一作ごとの完成に心血を注ぎ、読者はそれを完結した世界として享受します。しかし、その一作は同時に、処女作から最新作に至る一連の創作活動の一部を成すものです。物故作家に関しては、文学史的に整理され、比較的見やすいこの事実が、現役作家の場合は、必ずしも明瞭ではありません。殊に日本の場合、作品の刊行が複数の出版社にまたがっているのが通例で、書店でも過去作品を俯瞰して、個々の作品相互の関連性を理解することが非常に難しくなっています。 結果、膨大に溢れかえった出版物の渦中で、読者と作家との出会いは、偶然的で、刹那的なものとなりがちです。

 

そこで、本プロジェクトでは、作家自身に代表作を三作選んでもらい、それらを柱としながら創作活動の通史を概説・詳説してもらうことで、その作品世界の全体像を見通すことを目的としています。未知の読者にとっては、その作家の何をまず読むべきかという、単純ながら本質的な疑問に対する格好のヒントとなるでしょう。

 

本プロジェクトのもう一つの特徴は、そのために、活字ではなく、映像メディアによる記録を行う点です。

作家(小説家・詩人・劇作家)の言葉には、作品(小説・詩・戯曲)の言葉に劣らぬ強い力があります。そして、肉声、表情、身振り手振りといった表現のすべてに豊富な発見があります。その記録の重要性については論を俟ちませんが、残念ながら、自作について語ることに特化したアーカイヴの作成は、これまで着手されてきませんでした。

また現在、我々の情報獲得の最も一般的な方法はインターネットによる検索であり、わけても映像記録(動画)の重要性は増す一方です。ネット上で「動いて、喋っている」現役作家の姿が存在していることには、非常に大きな意味があります。インタヴューには、原則的にすべて英訳字幕を付すこととします。それによって、国内に留まらず、世界各国の日本文学ファンからのアクセスも期待されます。定期的に、継続的なインタヴューを積み重ねてゆくことで、本プロジェクトは、今日の文学を、その担い手の存在の記録から補完してゆく貴重なものとなるはずです。

  

 平野啓一郎(作家・飯田橋文学会)


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