作家
青木 淳悟
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学第二文学部表現・芸術系専修卒業。2003年「四十日と四十夜のメルヘン」で第35回新潮新人賞を受賞しデビュー。2005年、同作を収録した作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で第27回野間文芸新人賞受賞。2012年『私のいない高校』で第25回三島由紀夫賞受賞。その他の著書に『いい子は家で』『このあいだ東京でね』がある。主夫兼作家。
UPDATE / 2013.12.02
私のいない高校(講談社)[単行本]
鬼才が放つあまりにも前衛すぎる学園小説。カナダからの留学生を受け入れた、とある高校での数ヶ月の出来事――。普通すぎるのに普通じゃない、物語という概念を徹底的に排除した、「主人公のいない小説」。Amazon.co.jp
このあいだ東京でね(新潮社)[単行本]
いい子は家で (ちくま文庫) [文庫]
定年退職間近の父、会社をやめて実家に戻ってきた兄、家族の眼を気にしながら女友だちのもとに通う弟、そして母。一家の日常には不可思議な出来事が見え隠れするが(『いい子は家で』)。家族、家事、間取り、はては玄関の鍵の仕組みまで、徹底的に「家」を描く(『ふるさと以外のことは知らない』)。三島賞作家による驚異の「新・家族小説」。一篇を増補し、待望の文庫化。Amazon.co.jp
四十日と四十夜のメルヘン (新潮文庫) [文庫]
第27回(2005年) 野間文芸新人賞受賞
配りきれないチラシが層をなす部屋で、自分だけのメルヘンを完成させようとする「わたし」。つけ始めた日記にわずか四日間の現実さえ充分に再現できていないと気付いたので......。新潮新人賞選考委員に「ピンチョンが現れた! 」と言わしめた若き異才による、読むほどに豊穣な意味を産みだす驚きの物語。綿密な考証と上質なユーモアで描く人類創世譚「クレーターのほとりで」併録。Amazon.co.jp
第27回(2005年) 野間文芸新人賞受賞